先輩薬剤師の声

西城薬局管理薬剤師:中村圭吾

 僕の座右の銘は「患者様に笑顔で帰って頂きたい。」です。

 その笑顔は満足感や安心感など色々内包していると思います。

 患者様に笑顔で帰って頂くこと、それを行なう上で薬局の「和」は欠かせない要素だと思います。

 楽しく笑顔で働けない薬局で、果たして患者様に笑顔で帰っていただけるでしょうか?

 余談ですが、以前、卸のMSさんが「仕事柄か、雰囲気で大体その薬局の人間関係が分かる」と言われていました。

 患者様の中にもそんな雰囲気を感じ取られる方がいらっしゃるかと思います。

 薬局というものは、狭い世界です。人間関係に苦しむ話は良く聞きますし、実際に経験したこともありました。

 その際に感じた事は、意思の疎通が出来ていないということでした。

 当事者同士は勿論のこと、会社との意思の疎通が欠けていたことが一番の要因だったように思います。

 結果、皆がバラバラの方向を向いて働いていました。

 今の薬局に入ってからは、自分の意見を提案出来る場や、己の考えを述べ易い環境が整っていることもあり、社長や、上司と話し合える機会が増えました。結果、会社と「双方向」での意思の疎通が図れるようになりました。

 一人ひとりが会社と「双方向」の意思の疎通が図れれば、会社のビジョンも明確に理解でき、必然的に薬局内でも意思の疎通が出来るようになると思います。

 そうなると、同じ目的に向かう集団として、お互いを尊重し助け合い、切磋琢磨して、そしてやりがいを持って楽しく働くことが出来る職場になると思います。

 そんな集団に「和」が生まれるのは至極当然なことかと思います。

 薬剤師といえども、一個人。自分の人生、仕事が、職場が楽しくなくてどうしますか!

 患者様の笑顔の為には、まずスタッフの笑顔です。